2022年06月09日

仕事力の抽象化

のむお

初投稿失礼します。のむおです。

私は今年の1月にスマートソーシャルに入社しました。現在エンジニアとして開発業務に携わっています。

前職は食品業界の工場で管理社員として働いていました。

ITとは関わりがほとんどなく、半年経った今でも何もかもが新鮮です。
仕事の進め方。コミュニケーションの取り方。働き方。
異なる箇所は挙げれば正直キリがありません。

ただ、そんな中でもスキルとして共通している部分もあったりして。

前職で培った能力が現職でも活かせてると思うことが少なからずあります。

今回はそこの部分を「仕事力」として共通化してみようという試みです。
要するにスキルの棚卸しです。。お付き合いください


ビジネスマンらしく結論から

ずばり仕事力とは

①言語化能力
②判断力

だと思います。


①言語化能力


これは一言でいうと「無意識を意識する能力」だと思っています。

もうちょい具体的に。

例として、コードを書いていてエラーがでたとき

デバッグをするためには様々な情報が必要になります。
それは例えば以下などです。


・何を変えたらエラーになったのか?
・どのレイヤーでエラーがおこっているのか?


原因を1つ1つ論理的に思考する必要があって。
そしてこの論理的思考のベースとなるスキルこそが言語化能力です。

言語化の例として以下のようなパターンあります

・何を変えたらエラーになったのか? 
⇒ コードを一部改修した 
⇒ コードを戻したら動くのか?
⇒ 動いたからエラーの再現性はとれた
⇒ 原因は改修コード

または、こういうパターンもあると思います


・何を変えたらエラーになったのか?
⇒ コードを一部改修した 
⇒ コードを戻したら動くのか?
⇒ 動かない
⇒ 原因は改修コードではない

一個一個の可能性をつぶしながら改善していくのが論理的思考です。
そして、問題解決の第一歩はやっぱり言語化だと思うのです。

何気なく無意識でデバッグするのではなく、きちんと言語化しながら、意識をした上でデバッグをする。
これを繰り返すことで、デバッグ能力が汎用的な能力に昇華していくと私は思います。


②判断力



これを一言でいうと「リスクとリターンを正しく認知する能力」です。

普段あまり意識されないとは思うのですが、日々の業務は判断の連続です


例えば、
・ミスをした
⇒ 報告する or 報告しない
・電話を受けたけど担当者がいない
⇒ 自分で処理をする or 誰かに助けを求める
・わからない箇所がある
⇒ 自分で解決する or 誰かに相談する


身近なところでたくさん判断する箇所があります。

これは、何をどうするのが正解とかの話ではなくて。

繰り返しになりますが、判断力とは「リスクとリターンを正しく認知する能力」です。

もうちょい上記の具体例を抽象化してみましょう。


・自分で解決しようとする
解決できればすごくよくて。まずは考慮すべきことだと思います
ただ、重要な仕事を抱えすぎてパンクしてしまう可能性があります。これは自分にとっても会社にとっても大きなリスクです。
また、どんどん問題が大きくなってしまって結局自分の影響範囲をこえてしまうパターンもあります。
この状態になっちゃうのは正しくリスクとリターンが認知できてない証拠です。


・すぐに誰かに相談する
これも一見正しく見えます。まず相談しろ、とかいわれますしね。
ただ厄介なことは相談した相手の時間はタダではないということです。
実はこの判断は相手の時間を奪ってしまうという目に見えずらいリスクを孕んでいます。


意外と判断力って奥が深いと思ってます。

大切なことは、ちょっとでも日々の判断の精度をあげていくことです。



以上になります。

これが、異業界異業種から転職した、自分が今思う仕事力です。

もちろん、これが正しいなどではなくて。

普段仕事をしている人の数だけ、理想の仕事ができる人像があると思います。

ちょっぴり立ち止まって、日々のスキルの棚卸しをしてみるのもいいかもです。という話でした。。