急がば回れ。私にとっては初めて知ったのがいつだかわからないくらいに有名なことわざです。
【危なくて短い道よりも安全で長い道を通ったほうが速く着くということから、物事は慌てずに着実に進めることが結果としてうまくいくということ】
だそうです。。。
入社して3年目!スピーディーな仕事を心がけておりましたが、
駆けるだけではなく、息を整える時間、まさに【急がば回れ】の必要性を痛感した最近の出来事を語らせていただきます。
〜 難しいね要件詰め 〜
あるプロジェクトにて機能開発の要件詰めをおこなっていると
こんなメニューがあったらいいかも。。。!
こんな切り替えができたらいいかも。。。!
ひらがなでもカタカナでも英語でも検索できたらいいかも。。。!
画像も載せられたら。。。!
ここがドラッグアンドドロップで動いたら使いやすいかもね。。。!
ここは運用で自由に操作できたらいいね。。。!
じゃあこの前決めた機能は不要だね。。。!
etc
とめどなく色々なご要望をいただいてました。
これもつけるのはどうだろう? あれもつけるのはどうだろう? と何日も頭をひねるうちに
矛盾や混乱が生じてきているのかなと思います。
「あ、そちらの機能の件ですね!すみません勘違いしておりました」
「こちらは先日お渡しした資料に記載させていただきましたのでご確認をお願いします」
こんなやりとりも増えていきます。
今思えば私自身も、いつ話したどの要件を踏まえて話しているのかわからなくなっており、
一緒に混乱していたのかもしれません。
〜 やってみた工夫 〜
そこで、数日かけて積み上がった要望たちを同等に扱うことで要不要の整理をしてみました
例)
なんでこのパーツが必要なのか → 要望Aを満たすため
なんでこのメニューが必要なのか → あったら便利かなと。。。
なんでこれが設定できたら良いのか → そいえば既存で賄えますね。。。
こんな具合で整理した内容をMTGでクライアントにお見せしました。
【必要】【あったらいい】【あんまりいらないかも】のような整理を行うことで要望を精査でき、
この1回のMTGで要件を決定することができました。
これにより、
・認識合わせが容易になった
・工数が無駄に膨らむことを防いだ
・後から「やっぱりいらないかも」を減らすことができた
・用件の決定を早めることができた
以上のような大きな恩恵があったと思います。
〜 後書き 〜
正直なところ、私自身もう少し早く俯瞰してみることもできたかなと思います。
決まり事や手をつけ始めてから蒸し返すのは私だけでなくお客様としてもしんどいと感じることのはずなので!
今回ご紹介させていただいたことはほんの些細なことだと思いますが、個人的に大切な出来事でしたのでご紹介させていただきました。
足並みを揃えて方向性を整える時間を設けるのも要件定義の一つなんだなと学ぶことができたので
これを活かして日々の教務に邁進していきたいと思います。
以上、お読みいただきありがとうございました。